今回購入したのは、BLINDER MINI CROSS TWINPACK。TWINPACKという名前の通りフロント、リア用のBLINDER MINI がセットになったもの。それぞれ別で買うより安く買えるので、フロントとリア両方揃えたい人はツインパックを買うといいだろう。ちなみに、スクエア型とクロス型の二つしかツインパックはないので、ハート型やスカル型が欲しい場合は別々に買わなければいけないので注意が必要。
存在を知らせるライト
このライト、前方を照らすものではないということをまず伝えておきたい。ある程度は照らすことができるが、十分に前方の道路を照らすことはできない。
というのもこのライトは面で光らせるライトであって、道路を照らすようなライトの構造ではない。なので前方を明るく照らすライトを探しているのなら、点で光らせるタイプのものがおすすめ。あくまでも車や歩行者に自分の存在を知らせるためのライトで、道を照らすライトではないぞ。
多彩なライトモード
5種類のライトモードがあり、全面を光らせたり、点滅させたり、クロス型に光らせたりなんてことができる。今回私が購入したのはクロス型だけれども、ハート型やスクエア型、スカル型にもそれぞれ特殊な光り方がついている。
全面を光らせるモードは全ての型に搭載されているので、あとはデザインで選ぶのがいいだろう。目立ちたければスカル型とハート型、シンプルな光り方が好みだったらクロス型とスクエア型がおすすめ。
ちなみにそれぞれの型を実際に光らせたらこんな感じ。
デザインとスペック
パッケージはこんな感じ。
そして同梱物。
フロント、リア用のライトが二つに、装着するときに使う2種サイズのシリコンストラップ、そしてクイックスタートガイド。
スクウェアデザインで、余計な装飾もなくシンプルで主張は控えめ。サイズも小さく、18gと軽量なので重量を気にする人にも受け入れやすいかと思う。重要な明るさは、フロントが50ルーメン、リアが30ルーメンとなっている。実際に光らせてみるとかなり明るく、真夜中でも十分目立つ明るさだ。
次はバッテリー。
最大30時間も持つバッテリーを搭載しているので、頻繁に充電する必要はない。乾電池タイプではないので充電する時間は必要だが、バッテリー持ちがいいので頻繁に充電する必要はなさそう。フル充電までの充電時間は3.5時間で十分早い。
IP67クラスの防水防塵性能で塵埃は完全に防げるし、短時間なら水の中に沈めても問題ないレベル。自転車で使うことを考えたら十分すぎる性能。雨の日でも安心して使える。
固定方法はシリコンストラップで縛り付けるタイプで、ドライバなどの工具いらずで取り付けすることができる。また、取り付け場所のサイズによってバンドを切り替えることができるため、取り付け場所を選ばない。付属のシリコンストラップは、直径22〜32mm以上のバーとシートポスト用のものと、円周が最大200mmのチューブとヘッドチューブに対応するものの二つが付属する。ほとんどの自転車に対応するとは思うが、一応確認してみるといいかも。
ケーブルレスゆえの懸念点
BLINDER MINI はケーブルレスで、充電する際はライト本体に組み込まれたUSBをアダプタに差し込んで充電することができる。わざわざケーブルを使って充電する必要はなく、必要なのは充電アダプタだけという環境にもバックスペースにも優しいアイデアだ。
なかなかインパクトのある充電方法だと思う。
だけど、一つだけ懸念点があって、充電する際のUSB端子がもろに露出しているということ。一応取り付ける時は端子部分は内側になるので直接雨に触れたりするわけではないのだが、雨の日に走った後濡れたまま放置していると、端子が侵食してしまう可能性もある。充電部分が本体についているが故に、侵食でライト自体が使い物にならなくなってしまう可能性も否めない。
前述の通り、IP67の防水性能があるので雨の日の使用を考えられているとは思うのだが、少しばかり気になる点ではある。
まとめ
デザイン性、バッテリー持ち、明るさ、そして取り外しのしやすさを含めて満足できる製品だと思う。特に、あまりゴツくないライトを探している方には是非お勧めしたい。価格もツインパックで一万円を超えないので手に取りやすい点も評価したいポイント。
買うときに注意したいのは、道路を照らすためのライトではなく、車や歩行者に自分の存在を知らせるためのライトだということ。もしそのような使い方を想定しているのなら、他の製品がおすすめ。