今回紹介するのは、KNOGのSCOUT。先日ロードバイクを購入し、iPhoneとも連携の取れる便利な鍵がないかなーと探していたところ、めちゃくちゃ便利そうな防犯グッズを発見しました。
KNOGのSCOUTはあの、AppleのAirTagの機能を盛り込んだ防犯ブザーです。探すアプリで自転車の位置を把握できるのはもちろんのこと、自転車を動かそうものなら85dbの大音量でブザーが鳴ります。
自転車の盗難対策で有名なのはAlterLockかと思いますが、GPSでの追跡に月額課金が必要だったり、1万円をこえるまあまあお高目な防犯グッズで一般人にはあんまり手が出しにくいシロモノではあります。もちろん、AlterLockの方が優れている部分(記事中で詳しく解説します。)もあるので人によってはAlterLockの方がいい、という方もいると思います。
では、早速みていきましょう。
外観とスペック
サイズはかなり小さめで、重さも25gと軽量です。黄色のカバーを外せばさらに軽くなります。AlterLockより軽量なのはすごくいいポイントですね。
目立たせたいときは黄色のカバーを付けて、隠したいときはカバーなしで使うといいでしょう。また、防水なので、カバーがなくとも問題ありません。
実際につけるとこんな感じ。
フレームが黒だと全然目立ちませんね。黄色の方はデザイン重視といった感じでかなりの主張感があります。ちなみに、ボトルケージを上に乗せることができるのですが、その際カバーはつけられないので注意が必要です。
ふと思ったのですが、ボトルケージを上に乗せることでブザーがついていると悟られにくくなり、防犯性も高まるのでは?とは思ったものの筆者はボトルケージを持ってないので試せませんでした。。。これを機に買ってみようかと思います。
最後に、細かいスペックをドン!
サイズ | H106mm x W26mm x L8mm |
重量 | 25g |
アラーム最大音量 | 85dB |
充電時間 | 4時間 |
最大稼働時間 | 約6ヶ月 |
動作温度 | -20℃~50℃ |
通信規格 | Bluetooth |
充電方式 | USB C リチャージャブル |
取付方法 | ボトルケージ台座(取り外しがしにくいセキュリティボルト付属) |
防水 | IP66防水 |
対応端末 | iosのみ( iPhone / Apple Watch / iPad / Mac などAppel製品) |
対応 OS | iOS 15.0 以降 |
対応アプリ | Apple社 探す(Find My)アプリ / knogアプリ(ios15.0以上が必要) |
バッテリーは約6か月もつので、年に2回充電すれば一年持ちますね。AlterLockは最大1.5ヶ月間しかバッテリーが持たいことと比べると、かなりストレスフリーで使えていい感じ。
防水性能も非常に高く、IP66防水です。IP66がどれくらいの防水性能かというと、あらゆる方向からの暴噴流に対して保護され、耐塵(粉塵が内部に入らない)といった感じです。雨の強い日や泥道の中を走ったとしてもへっちゃらですね。実際のIP66防水検査時の映像の例があったので見てみるとわかりやすいかもしれません。(Canonさんの映像です。)このレベルに耐えれるということは心配するに当たらないハズ。
残念なポイントとしては、Android端末で使えないことと(iPhoneのみ対応)、AlterLockのようにどこでも位置情報を受信することができないということです。後者のどこでも位置情報が受信できないというのは、iPhoneの探すネットワークを用いているため、近くに誰かのiPhoneがないと位置情報が自分の手元に来ないということ。裏を返せば、人通りの多いところでは探す機能はうまく機能しますが、人が少ない場所では誰もSCOUTの位置情報をキャッチしてくれる可能性が低くなってしまいます。ですので、できる限り人通りの多いところで駐輪するのがベスト。
アプリと接続
専用アプリを使うことで、ブザーのオンオフや、振動検知の感度調節、ブザー音量調節などなど設定することができます。
接続は非常に簡単で、まずSCOUTをUSB-Cケーブルで充電します。3回ビープ音が鳴れば動作確認OK。
次にKnog Mobileというアプリをインストールして開き、プロフィール等々を入力してアカウントを作成します。全部英語だったので、日本語対応してくれるとありがたいですね。
アカウント作成が終わったら画面真ん中にある+ボタンをタップし、表示されたSCOUTをタップするだけで接続は完了です。
あとは好きな名前を付けて、Bluetoothのペアリングリクエストを許可するだけ。
ペアリングが完了するとこんな感じ。アラームアイコンのDISARMEDボタンを押すと、防犯機能がオンになります。
自転車が1度動かされると警告音が鳴り、2度動いたことを検知すれば所有者がオフにするまでブザーが鳴り続けます。また、風程度の振動ではブザーは鳴らないので、ブザーの誤動作を気にする必要性はなさそうです。
より詳しいセットアップ方法はこちらから。
探すアプリとの連動
「探す」アプリとの連動のやり方です。
- 探すアプリを開き、持ち物を追加する+ボタンをタップ
- 「その他の持ち物を追加」を選択
- Scoutが表示されるので接続ボタンをタップ
- 名前とアイコンを設定
これで探すアプリ上のマップに自転車の位置が表示されるようになります。探すアプリからSCOUTの音を鳴らしたり、紛失モードの設定、手元から離れたときの通知の有無などを設定することもできます。
取り付け方
まずは付属品から。
本体を取り出した下に、専用の工具が入っているので取り出します。(わかりにくいですが、段ボールの下にあります。)
次に、箱の下隅にねじがはめられているので、先ほどの工具でぐるぐる回して取り出します。なかなか厄介な作りになっているのは気にしない気にしない。
全部で付属品はこんな感じ。
ネジとスペーサーワッシャーが2本ずつに、専用のドライバーが1つ、そして本体とカバーです。
早速取り付けです。
まず、上下についてるボトルケージボルトを外します。
付属のネジと、ドライバーで取り付けます。ボトルケージを付ける場合は、ボトルケージごとネジで止めます。
取り付けるとこんな感じ。お好みでカバーを付けるのもいいでしょう。自分はフレームと色を合わせたいのでカバーなしで使います。
公式の動画での説明もあります。
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