モニター縦置きの唯一のデメリットを解消。
Windows10、11の標準機能ではウィンドウの上下2分割をすることができませんが、Microsoftから配布されているPowerToysというツールを使うことでこの問題を解決することができます。さらに、上下2分割以外にも、自分の好きなウィンドウ配置を設定することもできます。
実はこのソフト、本来であればWindowsに標準搭載されるはずが、結局搭載されなかった便利ツールをひとまとめにしたもの。
GitHubにてMicrosoft公式が配布しているのでだれでも自由に使うことができますし、Windows10、11問わず使うことができます。
ウィンドウスナップを拡張する機能のほかにも、
- カラーピッカー機能
- 画像リサイズ
- 一括ファイルリネーム
- ショートカットガイド
など、全部で13の便利ツールが入っています。特に一括ファイルリネーム機能は、なぜデフォルトで搭載しなかったんだ!というレベル。
まずはPowerToysのダウンロードから。
PowerToysのダウンロードとインストール
まず、MicrosoftのGitHubに行き、一番上のPowerToysSetup-0.57.2-x64.exeをクリックしてダウンロードします。(アップデートで数字が変わっている場合があるかもしれませんが、一番上のものをクリックしておけば大丈夫です。)
https://github.com/microsoft/PowerToys/releases/tag/v0.57.2
I agree to the license terms and conditionsのチェックボックスにチェックを入れ、Installをクリックします。
デバイスの変更を許可るポップアップが表示されるので、許可するとPowerToysのインストールが開始されます。
これでインストールは完了です。次はPowerToysのウィンドウスナップの使い方について説明します。
PowerToysとウィンドウスナップの設定
PowerToysの機能はインストールした後、基本的にすべての機能がすでにオンになった状態です。
ウィンドウスナップの項目は、FancyZonesという名前になっています。
まず、レイアウトエディターの起動をクリックします。
次に、ウィンドウスナップを設定するモニターを選択します。今回の場合は縦置きモニターの方を設定するのでモニター1を選択します。
配置のテンプレートを選ぶか、新しいレイアウトを自分で作ることができます。
今回はモニターが非常に縦に長いので、テンプレートの行を複製し、少し幅を微調整しました。
ゾーンの周りのスペースという項目はオフにしておくことをお勧めします。これがオンになっていると配置したウィンドウの端に余白ができてしまいます。
自分の好きな配置が完成したら保存をクリックして完了です。設定が終了したらソフトは閉じてもOKです。
ウィンドウスナップのやり方
やり方は非常に簡単で、shiftキーを押しながらウィンドウを移動させるだけです。
以下の画像のように、エリアが表示され数字が振り分けられます。スナップしたいエリアにウィンドウを移動するとエリアが青くなります。